氷の家と火の弔い

AOTO Artは、10月10日より稲垣智子による個展「氷の家と火の弔い」を開催いたします。

ロンドンで美術を学んだのち、国内外のアーティスト・イン・レジデンスに参加しながら制作を続けてきた稲垣は、主に映像インスタレーションを用いて、自己と他者、生と死、自然と人工、現実と虚構といった境界が揺らぐ場を立ち上げてきました。2000年からはマジックミラーでできた温室を用いた「Greenhouse」シリーズを、2016年からは鏡と写真を対にした「I lie」シリーズを展開しています。

本展では、同シリーズの新作となるインスタレーション《氷の家と火の弔い》を発表いたします。温室は本来、生命を育むために人の手でつくられた、守られた小さな自然です。その壁が鏡になるとき、内と外、見る者と見られる者は反転し、空間そのものが現実からずれていきます。鏡に映るものは、真実そのものではありません。映像に登場する火はそのものとして、氷はメタファーとして立ち現れます。そして「弔い」は、これまでの行いに終わりを告げる行為として示されます。

あわせて「I lie」シリーズの新たな展開も紹介いたします。また、AOTO Artに隣接するMarukawa Spaceでは、神戸のギャラリーEunoiaと参加アーティストによる共同企画として、稲垣も参加するグループ展「うちと外」を同時開催いたします。

Forcing House, 2013 Photo: Yoshiro Masuda

開催概要

会期:2026年10月10日(土)–2027年1月11日(月・祝)
営業日:土・日・月 13:00-17:00 予約制(最終日は15:00まで)
会場:AOTO Art(兵庫県芦屋市山手町20-8)
入場:無料(トーク・イベントは有料)
冬季休暇:2026年12月28日(月)–2027年1月8日(金)

予約不要のOpen Dayあり(詳細はAOTO Art HPにて)

詳細・ご予約 https://aotoart.jp/658/

関連企画

アーティスト・トーク:10月10日(土) 15:30-18:00
※「うちと外」展と合同

トーク:11月8日(日) 15:30-17:00
稲垣智子 × F.アツミ(キュレーター、編集/批評)

同時開催

共同・連動企画「うちと外」
会期:2026年10月10日(土)–11月8日(日)
会場:Marukawa Space(AOTO Art隣)
営業日:土・日・月 13:00-17:00 予約制
参加作家:稲垣智子、岩瀬海、植松琢麿、木村剛士、中島伽耶子、アナイス・カレニン

詳細 https://aotoart.jp/news/663/