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Face: Pop Up Exhibition by Tomoko Inagaki 2

カナダから関西に戻ってきて、2週間以上も経ちました。

日本はお盆もちょうど終わったところ。
そろそろ夏休み気分も徐々に薄れてくるのでしょう。

お休み気分も少し落ち着きそうなところで、カナダ、ウィニペグでのポップアップ展の画像を載せておきます。

なんとなく懐かしくなりつつもあるカナダのレジデンス。
来年はNYのレジデンスが決まっていますが、カナダも訪れたいなと考えています。

上2枚の写真の作品は《Project’Doors’
下の写真の作品は《愛の無表情》です。
ポップアップは短い期間でしたが、休暇中ながらウィニペグの方が来てくれました。
ウィニペグの滞在最後には、MAWAの人たちにMAWAについてのインタビューをしたりしました。
それも良い学びになりました。
日本で私が学んだことが活かされるといいのですが。

帰国後は、しばらく仕事に復帰し、その後のお盆休みは海に行ったりして過ごし十分に遊び満たされました。

遊んだり、休んだりは重要で、こういうことがあるとやっぱり今度は仕事をしたくなるし、アイディアが湧いてくるというか、もっといいものを提供したい気持ちになります。

Face: Pop Up Exhibition by Tomoko Inagaki1はこちらを見てください。

Artist Talk at MAWA2

7月13日にトークが終了しました。
ウィニペグの人たちは、6月から9月まで夏休み休暇の人が多く、参加者は少ないのではないかと言われていたのですが、たくさんの方に来ていただきました。
ありがとうございました。

photo by Michelle Pichette

トークは約1時間。
質問もいろいろ出て答えるのも楽しかったです。

大学生時代から作品の流れ、その時に起こった世界や日本の事件を交えてお話ししました。

私の印象では、Seaの作品が皆さんの関心を引いたようです。
ウィニペグの冬は長く、美術館やギャラリーの作品を見ても、刺繍やニットの女性の仕事が作品にも現れていると感じました。
そんな中、私の編んでいくパフォーマンスの作品に皆さんの関心が向いたのかもしれません。

良き時間を一緒に過ごせたこと嬉しく思います。

関連ブログ
https://tomokoinagaki.com/blog/574/
https://tomokoinagaki.com/blog/567/

アーティスト・イン・レジデンス@MAWA、ウィニペグ/カナダ


日本を7月4日に出発し、カナダ、ウィニペグのMAWAというアーティスト・イン・レジデンスに来て4日目になりました。

今回私が滞在するのはMAWAという施設です。
MAWAはMentoring Artists for Women’s Artの頭文字をとったものです。
ここでは展示スペースとレジデンス施設があります。

こちらは私が滞在している部屋です。上の銀のパイプはエアコンです。日本ではなかなか見ない光景。


窓からの風景です。
隣にホームレスのシェルターがあるのですが、いろんな人がいるので、夜遅くなると外出は気をつけるように言われました。

MAWAは珍しい試みで、女性のアーティストの作品制作を続けていくためのメンターシッププログラムをしています。
メンバーも年齢が高めで、女性の先輩アーティストが若手を支える構造ができています。
女性アーティストとノンバイナリーのサポートもしており、ジェンダーに柔軟であることが窺えます。
カナダは2005年から同性婚が合法化されていて、同性婚が当たり前になっている社会です。
夫婦別性さえ、まだ叶わない日本では驚きの状況ですね。

こちらは私も紹介されているニュースレターです。

カナダの広い場や、自由な空気を得て、いろいろ考える機会を持てて良かったと思っています。
7月末あたりまでおります。

川久ミュージアム「アーティストインレジデンスプログラム2022」

ホテル川久で行われたアーティスト・イン・レジデンスに参加しました。

私は5月9日から6月2日までの滞在で、今まで幾つかのレジデンスを体験していますがステイ先のホテル川久はとても豪華なものでした。
しかも、部屋の窓から海が望めるという自分がいつかは住みたい環境。

恵まれた環境だからか、新作一つの制作のはずが作品数が二つに増えました。
そのためかなり制作に集中した日々を過ごしました。


画像はホテルの人々にどんな作品を作るか説明しているところです。
ホテルの方々は写真で見るとピシッとしてるのですが、とても暖かく、ホテル川久は私にとって何度も行ってみたいところになりました。
アーティスト、それを支える人々との新しい出会いもあり、レジデンスは素敵な時間でした。

制作には、友人、家族まで手伝っていただきみんなに支えられ作品は完成しました。

詳細

第48回日本映像学会でAIRについての発表

6月5日に第48回日本映像学会発表を無事に終えました。

場所は京都大学でした。

学会発表は初めてで他の人がどんな発表をしているのか気になる中、発表が一番最初の回だったので、自分の前に見ることができず、発表を終えました。

タイトルは「場がもたらす作品の変化と寄与ーアーティスト・イン・レジデンスにおける自身の映像《パーテーションズ》の変容」というものでした。

同じコンセプトで作られた《パーテーションズ》と《Whiteout》を比較し、アーティスト・イン・レジデンスの影響を映像作品の上に見るという内容です。

その3日前に白浜の川久ミュージアムのレジデンスから帰ってきて、7月にまたカナダにレジデンスに行くという、レジデンスづいている2022年です。

学会では久しぶりに会えた人もいて嬉しい再会でした。

CASと+1 artの狂転体展を終えて

狂転体展。+1artからCASへの巡回です。狂転体展について私は参加して初めてどんなものか知りましたが、知る人ぞ知る展覧会らしく、昔、どこそこで狂転体展を見たことがあるなどと聞きます。歴史の長い展覧会であるようです。私は今回参加して、そのコンセプトよりも惹かれたことは、アーティストやクリエイターに遊びの場を与える展覧会だなと思いました。アートスペースや、ギャラリーでの展示は重要な機会なので、真剣になってしまいがちなのですが、この展覧会ではいつもの作品を離れて、他のクリエイターと混ざって、ごちゃ混ぜになって活動ができるのではないかと。そう考えると私の作品はまだまだ遊び足りませんが、気に入ってる作品ではあります。

美術作品を持つこと

美術作家ですから、やはり芸術が好きで、いいと思う美術を保有したいという気持ちがあります。
自分の作品の保管だけで大変なので、他の人の作品を持つということは最小限にとどめたいと考えています。
それでもどうしても欲しくなる作品があったりします。

私が興味があるのは、日本で美術の歴史に残りそうな作品(ほとんど持っていないけど)。
あとは有名無名に関わらず当たり前ですが惹かれる作品です。
ジャンルは絵画や版画が多いです。
展示を見てその日初めて知った作家さんの場合もあります。
自分の日常と異なる空気を纏い、その世界に誘ってくれるような作品に魅力を感じます。

アートフェアでは若い作家さんの作品が売れているそうです。
現代美術はそういう傾向があります。
その後の作家さんの未来の作品を気にしてほしいし、
本当は若手だけではなく中年以降も作り続けている人の作品の素晴らしさも発見してほしいと思います。

作品を購入したことがない人も多いと思います。
作品購入には、アートフェアやギャラリー、作家さんに直接話をする、またはオークションなどの方法があります。
私は今回初めてオークションに参加し、落札しました。
オークションは意外に気軽な方法かもしれません。

オークションであったパイロットプラント展で私も初めてオークションで落札しました。
思っていたより簡単で、購入するときも駆け引きがあるので、ワクワク感があって好きな人は好きかもしれません。

私も気に入った作品を購入しました。これらのどれかです。

大野浩志さんの絵画作品、Transfer2022のシリーズ


瀧弘子さん『沈む船』

リストを見てあらかじめ決めて、実際に見て決めましたが、どの作品にするかは迷いました。
展示を見て、リストの時はピンとこなかったものでも、実際に見ると好きな作品もありました。
素材感とかサイズ、実際に作品は見ないと本当の良さはわからないです。

私の作品も落札されました。
誰かはわかりませんがとても嬉しいです。

私の作品が購入され、そして私も作品を購入する。良い循環が生まれるといいなと思いつつ。

パイロットプラント展について2

大阪、CASでのパイロットプラント展が2月26日から開催中です。
3月12日にはオークションがあります。
作家としてはドキドキです。

パイロットプラント展「transfer」のリンクです。
http://cas.or.jp/2022/Transfer/index.html

前回のブログに書きましたが、ドローイングを出品する予定でした。
しかし、サンプルを作ってるうちに写真作品になりました。
より伝えたいものが表現できると思ったメディアが写真でした。
二つの写真を折った作品で、表裏どちらも作品として鑑賞できます。


作品番号: 5501
作家名: 稲垣智子
タイトル:Decalcomanie -Transfer
素材:写真
サイズ:210x 210 mm
制作年:2022年
最低落札価格:¥12,000
備考:額込み。両面の作品です。表裏どちらの方向からも見ることができます。CAS特別バージョンです。
オークション出品の作品詳細:http://pilotplant.net/2022Hanaten/sakuhin/5501.html

オークションですので、皆さまの参加お待ちしています。
オークションの参加方法はこちらに記載されています。
http://pilotplant.net/2022Hanaten/sanka.html

関連作品
https://tomokoinagaki.com/artworks/decalcomanie2/
https://tomokoinagaki.com/artworks/decalcomanie/

11年目のお仕事

今日は仕事始めである。
アーティストとしての仕事、一般的に想像される仕事とは違うかもしれない。
私は作品を作ることだけではなく、芸術を通した仕事をして、私は生活の糧を得ている。

そのうちの一つは芸術教室をしていて、子どもから大人までさまざまな人たちと一緒にアートを楽しんでいる。
もう何年も通ってくれている人たちもいてもう感謝しかない。

私たちが作ってきた教室はARTCA芸術教室といい、
ARTCAは日本語では、「アートの力」と書いて「アートカ」と読む。
今年11年目になる。

もうたくさんの人たちと一緒に、たくさんのものを作ってきた。
おかげで私はさまざまな素材や、簡単な方法でものを創作することに詳しくなったと思う。

http://blog.livedoor.jp/artca/

私の人生の中で大切なものの一つになっている。

初めたばかりの頃は、まったくお金にならなくても、朝目覚めて教室があることに感謝したものだった。
今は絵画教室を発端にして、地域と結びつくことができたと思う。

改めて私は感謝している。

個展「ホワイトアウト」終了のお知らせ

CASの個展が11月27日に終了いたしました。

なんばでのCASの場所最後ということだったのもあり、本当にたくさんの方々にトークも展示もきていただきました。

トークは文化研究者である中西美穂さんの的確な進行で、中西さん、CASの代表でもある笹岡敬さん、私が自然にお話しすることができました。
お越しいただいた皆様にも心からお礼を言います。


撮影:大野 浩志
写真はトークの様子です。
ご興味のある方はYouTubeにさっそくあがっています。
https://www.youtube.com/watch?v=FFQlYxSOWFE

CASで個展をするのは19年ぶりながら、CASという団体をはじめ、約20年間に出会った人たちの温かい応援のおかげでアーティストを続けることができているなと改めて感じました。
展覧会は構想、制作、個展への具体的な準備、搬出まで、平坦な道のりもありますが、山も谷もあります。
この過程の中で揺れ動く思考、技術、そして様々な感情を通して自分は成長させてもらっていることを感じました。
展覧会が自分自身にとって感慨深いものとなりました。
それは関係者はもちろん、制作にご協力いただいた方々、観客も含め関わっていただいた人々のおかげです。
ありがとうございました。


廊下にはProject’Doors’

奥のスペースはパフォーマンス後はパフォーマンス映像を投影し、インスタレーションになりました。

パフォーマンス時の記録写真と使用したグラスです。写真:大野 浩志

パフォーマンスの映像はこちらでも鑑賞できます。
https://tomokoinagaki.com/blog/390/