KOBE STUDIO Y3での展示 | I lie

現在、KOBE STUDIO Y3で開催中の「ARTS STUDY関連企画 OPEN CAMPUS」に参加しています。
この展覧会は、ARTS STUDYの関連企画として開催されており、AOTO Artにもアートの遠足で秋には参加者のみなさんが訪れてくれる予定です。
ARTS STUDY関連企画 OPEN CAMPUS
会期:2026年6月13日(土)〜6月28日(日)10:00〜19:00(月曜休館)
会場:KOBE STUDIO Y3 4Fギャラリー(海外移住と文化の交流センター内)
参加作家:秋山伸、稲垣智子、植松琢麿、榎忠、仮 ( )-karikakko-、杉山知子、さくまはな、林葵衣、松平莉奈、松永亨子、山内庸資、山下和也、山根明季子
主催:C.A.P.(芸術と計画会議)
助成:公益財団法人 神戸文化支援基金
私は、《Project ‘Doors’》と《I lie》シリーズを展示しています。
《I lie》シリーズは、写真と鏡を用いた作品です。
両開きのフレームの片側には鏡、もう片側には写真が収められています。写真はこの場所を撮影したものですが、過去の風景をイメージしたものをもとにしながら、その中には現在を同時に写します。
写真は演出されたものでありながら、まるで真実であるかのように振る舞います。
今回展示しているKOBE STUDIO Y3は、「海外移住と文化の交流センター」の中にあり、1928年に国立移民収容所として開設されました。
深く長い歴史を持ち、それだけ多くの人の記憶や移動の歴史が重なる場所でもあります。
そこには、過去の時間だけでなく、今も続いている時間と空間があります。
作品の中には、過去のイメージ、制作された時点の現在、展示空間の現在、そして鏡に映る鑑賞者自身の現在が重なり合っています。
鑑賞者が作品の前に立つとき、そこには一つの現実だけがあるわけではありません。
写真が示す時間と、鏡が映す時間、自分自身が立っている現在が交差し、それぞれが互いを静かに書き換えていきます。
この場所の歴史や記憶、そして自分自身の現在を重ね合わせながら、ご覧いただければ嬉しいです。

