2024年6月半ばのお知らせ

6月は珍しく、奈良に2回、そしてどちらも美しい活動をしている場所に訪れることができました。

1回目はTobias Wilden × ASPIDISTRAFLYのライブで、Listudeに行きました。
どちらのアーティストの曲も日頃聴いていたので、ライブで生の音の豊かさが直接体験できた贅沢な時間を味わいました。

私は絵画教室で先生をしているのですが、実は大人のレッスンの時にTobias Wildenの曲をよくかけています。

Listudeは、20年前、CCA北九州というアーティスト・イン・レジデンスのような、研究所のようなところで一緒だった方が、この場所を始めて、音にまつわる素敵な活動をしています。
Listudeのオリジナルのスピーカーで広がる包まれるような音響空間、まろやかであたたかい雰囲気、このような場作りをされているListudeに敬意を感じました。


2回目はHS 奈良というところに坂口恭平さんの展示を見に行きました。

坂口恭平さんは、作家、アーティスト、建築家でもある、多彩なアーティストです。
本もたくさん出されていますが、「0円ハウス」という本が出た時は衝撃を受けました。

HS -nara-は、駅から歩くと結構かかるのですが、小さくて白い建物が二つ並んでいて、一瞬ここかな?って思いました。
中は、茶室もある不思議な空間で、デザインされた丁寧な良さが滲み出ている空間でした。

坂口恭平さんの爽やかな作品と空間があっていて、
オーナーの方のお話によると、熊本にある坂口さんのスタジオに行って、直接作品を選んだそうです。
光が綺麗に入る空間と作品のコラボレーションでした。

二つ空間は、便利な場所にあるわけではなく、そこを目指していくようなところにあります。
それでも足を運んでしまうような素敵な場所でした。

スペースを創っていくものとして、場づくりについて考える訪問になりました。