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OAG Art Center Kobe, Art Exhibition vol.1「Kunst Party」

2023年11月の5日間、OAG Art Center Kobeでは、こけらおとしとなるグループ展「Kunst Party」を開催します。

ドイツ語で「アート」を意味する「Kunst」と、華やかな集まりだけでなく、登山隊や部隊のように目的を持って集まったグループなど複数の意味を持つ「Party」を組み合わせ、多様な人々の関わりによってアート活動を行っていくという当センターの方針を反映し、こけらおとしに相応しい名称となりました。


Art Exhibition vol.1「Kunst Party」
会期:2023年11月19日(日)、20日(月)、25日(土)、26日(日)、27日(月)12:00-17:00
会場:OAG Art Center Kobe 〒658-0003 兵庫県神戸市東灘区本山北町6-17-32
阪急神戸線岡本駅から徒歩約8分、JR神戸線摂津本山駅から徒歩約12分

出展アーティスト( 50音順)
稲垣智子、岩名泰岳、植松琢麿、内海昭子、大﨑のぶゆき、大野由美子、国谷隆志、田中秀和、谷山恭子、長嶺慶治郎、林勇気、渡辺えつこ

主催:公益社団法人オーアーゲー・ドイツ東洋文化研究協会
企画・運営:OAG Art Center Kobe

OAG Art Center Kobeのオープンと初のトーク

OAG Art Center Kobe(オーアーゲー アートセンター神戸)がオープンいたしました。
静かに、そしてじんわりと。

OAG Art Center Kobeは数年前から、個人的に交渉して、そして、最終的にはOAGの人たちと協力することによって、素敵なセンターとして新しく生まれ変わりました。

まず最初に小さなイベントからと思い、トークを行いました。

改修後初めて、人がゲストとして訪れたセンター。

「アートを旅する」をタイトルに、
私はこの6月から7月に1ヶ月滞在したArt Omiのことを話しました。
庄子萌さんが、イギリスのサーカスについて、西元まりさんはカナダでのサーカスについて、お話ししました。
小さくて、中身の詰まった回となりました。
詳細はこちらhttps://oagartcenter.com/20231008-2/

私個人のお知らせだったにも関わらず、思ってた以上の人が来てくれました。
お話ししていただいたみなさん、来ていただいたみなさんありがとうございました。

One to one performance @京都府立大学

京都府立大学で、講義を受けている学生さんを中心にワントゥーワン パフォーマンス(One to one Performance)を行いました。
タイトルは「あなた|わたし」という新作です。

ワントゥーワンパフォーマンスとは、一対一型のパフォーマンスです。
一人一人に向き合うので、パフォーマーと参加者という関係が、パフォーマーとパフォーマーという意識に変化していくような流れを作れたらと思いましたが、参加者のみなさんどうだったのでしょう。

2016年にイギリスのシェフィールドでWROUGHTという、One to One Performance Festivalに参加しました。 今回の講義でのパフォーマンスも、そこでもお世話になった演劇学研究者の方に招待され行いました。

久しぶりのOne to Oneは、なかなかエネルギーを使いましたが、人によって変わっていく興味深いパフォーマンスだと改めて思いました。

五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、<臭覚>)を働かせる作品です。
今回は、パフォーマンスで初めてセリフを使いました。
タイトルにあるように、あなたとわたしの境が曖昧になるような違和感を醸し出せたらと思いました。

One to One Performanceを知りたい方は2016年の作品「その日はずっと雨が降ってた」を参考に見てください。

Girl Up Seminar 2023

女子高校生のためのサマースクール「ガールアップセミナー2023」に8/18の1日だけサポーターとして参加します。
アーティストになりたい人、興味ある人もサポートできたらと思います。

今までも何度か参加していますが、今回、私は18日に20分程度、海外のアートを通した滞在についてプレゼンテーションを行う予定です。

日時:2023年8月18日(金)、19日(土) 10:30~15:30
※1日でも連続でも参加できます。

会場:ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)1階 パフォーマンススペース
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php

対象・定員:女子高校生30名(先着順)

参加費:無料 ※全2日参加者には修了書を発行します。

詳細;
https://www.dawn-ogef.jp/archives/category/news

Art Omi: Artists Open Studios2

オープンスタジオの時の作品の紹介です。

私が展示したのは、
1.Project’Doors’ の2023バージョン (映像インスタレーション)詳細はこちら
2.Untitled (映像インスタレーション)
3.Love Has No Face, Room314(映像)、そして、ドローイングです。


使用していたスタジスペースを全て使用した展示。全体の様子です。


1と2の作品が見えます。


2の作品は、透明なので見えにくいのですが、透明の糸とビース、そして針を使用した繊細な作品で、窓には蛾が蜘蛛の巣に捉えられて、風でゆらめく映像です。
実際にこの窓からその風景が見えました。
ビーズと針は『その日はずっと雨が降ってた/The Day it was raining』という作品でも使用したことがあります。


窓にかけられた作品2点、そして、茶色の紙に描かれたアイディアドローイングです。

滞在の最初の方に始めました。このドローイングは2点、Art Omiに寄付してきました。
茶色い紙に描かれた鉛筆のドローイングは、この秋から始めるアートセンターのアイディアなので、今後とても貴重なものになるかもしれません!?

オープンスタジオには、コレクター、批評家、アーティストなどたくさんのアート関係者が来られました。
芸能人も来て、アメリカではアートが注目されていることが伺えますね。

Studio Barnの外の様子。
人が少なそうに見えますが、会場はとても広いです。3棟あります。
アーティストが22名ですから、贅沢に会場を使用しています。

予約の時点で、観客は300名を超えていたようです。
当日は他のアーティストによるレクチャーやパフォーマンスも行われました。

ちなみに私の関わるアートカ芸術教室のブログでもオープンスタジオの様子は紹介しています。
ニューヨークから1
ニューヨークから2
ニューヨークから3

なお、ニューヨークでのこの貴重な展示活動は、業務スーパージャパンドリーム財団の海外派遣に関わる支援をいただいたことにより、豊かな時間を過ごすことができたことを心より感謝いたします。

Art Omi: Artists Open Studios


Art Omi: アーティスト・オープンスタジオ
7月15日(土)|1-5 PM
Art Omi:Studio Barn

スタジオにいながらにしてアートの世界を巡る旅に出かけませんか?

ポップアップ・パフォーマンス、サイトスペシフィック・インスタレーション、その他のクリエイティブなアクティビティに交じって、Art Omiの2023年度レジデンス・アーティストのスタジオを探検ししましょう。
今年は22名のアーティストと2名の批評家/キュレーターを迎えます。
キルギス、日本、モロッコ、オーストラリアなど、世界20カ国からのアーティストが参加します。
画家からパフォーマンス・アーティスト、彫刻家、サウンド・アーティストに至るまで、様々な技法や分野に及んでいます。

アーティスト・オープン・スタジオは無料。
事前申し込みが必要。
https://artomi.org/event/art-omi-artists-open-studios/


Art Omi: Artists Open Studios
July 15 | 1–5 PM
Art Omi: Studio Barn

Join us for a trip around the art world without leaving the Art Omi Studio Barn!

Explore the studios of the 2023 cohort of artists-in-residence at Art Omi, intermingled with pop-up performances, site-specific installations, and other creative activations. This year we welcome 22 artists and two critics/curators to the 2023 Art Omi: Artists residency program, representing 20 countries from around the globe including Kyrgyzstan, Japan, Morocco, Australia, and more. Their practices vary from a large range of techniques and disciplines, from painters to performance artists, sculptors to sound artists.

Art Omi: Artists Open Studios is free and open to all ages. Advanced registration is appreciated.
https://artomi.org/event/art-omi-artists-open-studios/

関連記事
https://tomokoinagaki.com/blog/618/

アーティスト・イン・レジデンス:Art Omi

ニューヨーク州のゲントにあるArt Omiというアーティスト・イン・レジデンスに来ています。
期間は2023年6月22日から7月17日まで。

自然の美しいエリアに大きなスタジオの棟と宿泊棟があります。

選ばれた24名のうち22名はアーティスト、2名はキュレーターの人たちです。
様々な国から選ばれたアーティストは、画家、彫刻家、陶芸家、メディア・アーティストなどメディアは様々です。
ここで滞在しながら制作をします。

他のアーティストとの交流はもちろんですが、毎日のようにイベントがあり、キュレーターの訪問や、美術館や屋外彫刻のツアーなどが行われます。
昨年のカナダのMAWAでは1ヶ月間1人での滞在だったので、全く違うタイプのレジデンスです。

7月15日にはオープンスタジオが行われます。

Art Omiのレジデンスについてはこちらにも書いてます。

昨年のMAWA(カナダ)についてのブログ
https://tomokoinagaki.com/blog/567/
MAWAについて書いた記事
https://air-j.info/article/reports-interviews/air_and_i_09_tomoko_inagaki/

MAWAでの経験がAIR_Jに掲載されました

アーティストを続けるためには、経済的な面だけでなく環境的な面でも困難が伴います。
私も長い間、アーティストとして生きていくために必要なことを考え続けてきました。
そして、カナダのウィニペグにあるアーティスト・イン・レジデンス「MAWA」での夏の滞在は、私にとって新しい視点を得るきっかけとなった貴重な経験となりました。

MAWAで過ごした時間は、私のアーティストとしてのライフスタイルについて再考する機会になりました。

日本全国のアーティスト・イン・レジデンス総合サイト、AIR_Jには、MAWAでの経験についての記事が掲載されています。
私がMAWAで得た貴重な体験や、そこで出会った人々についても紹介しています。

興味がある方は誰でもですが、アーティストやレジデンス運営の人もぜひ記事を読んでみてください。
https://air-j.info/article/reports-interviews/reports-interviews-air_and_myself_09_inagaki_tomoko/

[なにそうだん]でゲスト相談員をします。

大阪市のアーティストサポート窓口の[なにそうだん]でゲスト相談員をします。

3月6日(月)13:30〜17:15
ゲスト相談員
稲垣智子さん(美術家、ARTCA芸術教室岸和田代表)

相談のお申込みはこちらから
https://forms.gle/DDojibvFoTZ4JMdY6

私も昨年、[なにそうだん]に相談をしたことがあります。

自分一人で考えるより、誰かと一緒に考えることは、自分の頭の中を整理することにも繋がりますから、一人で考えるよりも、新しいアイディアに繋がるかもしれません。

大阪市にアーティストをサポートしようという試みがあるっていうことは大切なことだと思います。

2023年

2023年が始まりました。
もう一月も半ばって早いですね。

私は元旦は初日の出を友人たちと、自分が住んでいる塩屋の海から眺めました。
ゆっくり海の方から登ってくる真っ赤な日の出は、新しい年を象徴してるかのようにも見えました。

今年もどうぞよろしくお願いします。

初参りや初詣は、初めて行った須磨寺、
そして生田の森が初めて訪れた時からお気に入りの場所なので、生田神社に行きました。
森の木々の生命力溢れる伸びやかさに満ち溢れた場にエネルギーをいただいた気分です。

今年はお正月にVISION BOADを作成しました。
2023年の目標を掲げたものです。今年は、柔軟性と、広がりをメインテーマにしました。