愛知県立芸術大学でMelting Point

2016年から始まったMelting Pointですが、シェフィールド、ハンブルグ、大阪、東京、そして、2017年夏は名古屋です!
8/6にはトークもあります。

展覧会タイトル: Exchange of the landscapes Project

会期:2017年7月28日(金)〜8月13日(日)
会場:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー

⬛︎綿引展子展「となりのものおと」
⬛︎上映”Melting Point ” 企画:稲垣智子
作家:伊東宣明、稲垣智子、大﨑のぶゆき、小泉明郎、松井智惠
-国内外で活躍する5人の作家の映像を上映いたします。

会場:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー
https://sites.google.com/site/aichisatellitegallery/home
時間:12:00~19:00/休館日:月曜(月曜祝日の場合、火曜)

アーティストトークのお知らせです。
愛知県立芸術大学サテライトギャラリーで行なわれている展覧会にちなんでトークをいたします。
ぜひ、お越しいただければ幸いです。

『交換する風景』
2017年8月6日(日)16:00~18:00
綿引 展子(美術家/「となりのものおと」出品作家)
稲垣 智子(美術家/「Melting Point」企画/参加作家)
川松 康徳(美術家/「49%」コーディネーター/出品作家)
大﨑 のぶゆき(美術家/「Melting Point」参加作家)
参加費:無料
事前申込|不要
場所:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー
詳細:https://www.aichi-fam-u.ac.jp/news/topics_001469.html

4/29-5/9まで天神山アートスタジオに滞在中

4/29から5/9まで天神山アートスタジオに滞在しています。
ここでは毎年のプロジェクトである’Doors’の制作をメインにしにきました。

私が到着した頃から桜が開きだしました。大阪とは一ヶ月違うんですね。

あとは一度リセットして、自分の制作方法を考え直したいということもあって、
前半はぶっ飛ばして、無理やり集中してたら、すごい中だるみをしてしまいました。
適度な頃合いが必要ですね。

白樺の木が窓から見える環境での制作は贅沢。部屋がホテルみたいなので、締め切り前の缶詰をされている小説家気分になります。

そして、そんな集中できる天神山スタジオでアーティストトークをいたします。

稲垣智子アーティストトーク

日時:2017年5月7日(日)18:00-20:00
場所:さっぽろ天神山アートスタジオ
参加:予約不要、無料
詳細:http://tenjinyamastudio.jp/event_index/

残りの滞在あと3日となりましたが、名残惜しい。

そして、おかげで大阪に戻ったら、あれしようとかこれしようとか考えることもできました。

 

東京一週間

展覧会の準備で東京に一週間滞在。一週間滞在したのは久しぶりでした。

Art-U roomでの個展搬入、設営から始まり、その間に2/9からMEMでの上映会「Melting Point2」がはじまり、2/10からはアートフェアART in PARK HOTEL、そして2/11の個展のトークで終わるというスケジュールで、搬入以外はハレとケでいうとハレな日々でした。

2月11日の文化人類学者である中島智氏とのトークは、来場者がいつもより少なかったのですが、

そのおかげで車座になって、ドリンクを飲みながらピクニック状態でお話ができました。

顔見知りの人が多くて、観客との距離がとても近く、正直に繕わずお話しできました。

中島氏は主に「親密圏」と「公共圏」を通して作品について話をしてくれたのですが、観客との距離がちょうど「親密圏」でした。

中島氏からは、私の作品には「虚」と「実」を畳み込んでいくようなところがあるということや、
作品が2010年以降演劇的であるということなどご指摘いただきました。

私は中学生の時から演劇を始めて劇団に入団し、大学生のときにもある大学の劇団にも入っていて、

演劇より映像の方が自分にとって現実感があると思ったのですが、そんなことを聞いてちょっと驚きでした。

映像「間」at MEM

あとは、MEMさんでの「Melting Point2」で上映している映像作品「間」については、映像がある時点で巻き戻しになるのですが、その部分からの会話の方が自然であるということ。

つまり、人間の会話というのは、実はちぐはぐで、変な流れの方が自然なんだと再認識させられました。

呼吸の加藤俊朗先生も来てくださって、公開説教までしていただけて、「親密圏」の場、小さな場だからこそできるのかなと。ちょっと恥ずかしかったけど、愛がある説教で嬉しい限りです。

トークにも、その後のレセプションにも来てくださった皆様ありがとうございました。

楽しかった!

でも、帰りにはどっと疲れました。

今回の東京滞在でいろいろ学び、日々コツコツしようと決めました。

次は個展の最終日3/5には東京にいます。
この搬入から1週間で学んだことをその日までに少しはできるようにと目標を定めました。

ART in PARK HOTEL
A video work of Project ‘Doors’

個展「Ghost」Art-U room

2月の個展「Ghost」(Art-U room/表参道)の初日、

2月11日14時からは芸術人類学者である中島智氏とトークをします。

中島さんとは友人の紹介でおそらく出会ったのは約10年前。
発言が面白く、アーティストをわかってくれているなという感じがすごくしていたんです。

その後もtwitterやFBでの投稿を見ていて、たくさん共感を得ることがあったので、今回、無理言ってトークをしていただけることになりました。

中島さんは芸術人類学者、芸術人類学というのは
人類に発生した「心」の起源に迫る野生のサイエンス。
人文諸学の再構築を目的とした芸術と人類学の創造的な融合した学問らしいです。

『文化の中の野生』という本も出されています。
https://www.amazon.co.jp/文化のなかの野性―芸術人類学講義-中島-智/dp/4329004100

アーティストの方もアートをどうやってみたらいいんだろうと疑問の方も、なんとなく気持ちがすっきりするトークができたらと思っています!そのあとはオープニングレセプションです。
ぜひ、ご高覧いただければ幸いです。

稲垣智子「Ghost」
会 期:2017 年 2 月 11 日(土・祝)~ 3 月 5 日(日)
火 – 土 12:00-19:00 日曜 12:00-17:00 月休
会 場: Art-U room
渋谷区神宮前 5-51-3 ガレリア 3F
http://www.art-u-room.com/exhibitions

 

2017年春の展覧会情報です。

2017年もはじまり、10日も経ってしまいました。

今日は十日戎ですね。この日が来ると毎回、お正月の終わりとすでに一年が10日も経ってしまうといった時間の流れの速さを感じます。

今年春の展覧会情報です。

しっかり準備しなければ!

2月

■ 2/9(木)-26(日)

Screening「Melting Point2」

MEM/Tokyo 恵比寿映像祭関連企画 http://mem-inc.jp

 

■ 2/11(土)-3/5(日)

個展 「Ghost」

Art-U room/Tokyo, レセプションとトーク: 2/11(土)

http://www.art-u-room.com

 

■ 2/11(土),12 (日)Art Fair「Art in PARK HOTEL Tokyo」

The Third Gallery Ayaのブースから映像作品を出品します。

http://www.aipht.artosaka.jp

3月

■3/11-20

グループ展「竹xアートとのであい」@愛彩ランド/岸和田

 

 

2017年明けましておめでとうございます

2017年明けましておめでとうございます。

2016年は影響力のあるたくさんの方々、デヴィッド・ボーイ、プリンス、蜷川幸雄、ムハマド・アリ、カストロが亡くなった年であり、

そして、アメリカの大統領選ではトランプ氏が選ばれるなど、時代が変わっていく予感がしました。

私、個人的にもいいことも悪いこともありました。

私の中では久しぶりに15年ぶりにイギリス、そしてレジデンスで一年住んでいたドイツに再び展覧会で行けたことは本当に素晴らしいことでした。

数年、日本に住んでいることで、在欧していた時とは違う自分の変化を感じました。

2017年、皆さんはどんな年にしたいでしょうか?

私は2017年のresolutionを立てました。

もちろんアートを追求すること。もっとおたくになってもいいかなと。

そして、積極的に意志を持っていくということに注意をしたいと思います。

2017年が皆様にとって良い年、実りのある年となりますように!

毎年、初参りは、私の描いた壁絵と父の描いた天井画のある薬師院に行くことにしています。
新年っぽく装飾されたお寺の門。鳥居、扉の梅、お堂内部には蓮の花を描きました。
高野山真言宗 薬師院

予告。稲を植える人、再び。

One Day I Meet…
Video Installation, 2007

「稲を植える人」とは、

「稲を植える」というのは間違ったいいかたなんですが、

私、稲垣智子の「稲」と植松琢麿さんの「植」の一字ずつをとってつけたアーティストユニット名です。
そして、私たち2010年ぶりに作品制作を再開です。
この自然あふれる写真の場所に作品作る予定。
実は丘の上にサイズ感として植松くんが立っています。

さぁ、来年春初旬に向けて作品制作です。
このHPでも告知をしますので、ぜひ見ておいてくださいね。

 

2007年に結成された美術家、稲垣智子と植松琢麿によるアーティストユニット。別々の美術家として作り上げてきたものを一旦おき、二人の可能性をお互いに引き出しあいながら、既成のメディアにとらわれず制作する。異なるコンセプトと手段を持つ者が互いの思考に出会い、実験的な表現を模索しながらファンタスティックな世界を築きます。

個展に、2009‘One Day I meet…’( hpgrp Gallery, 東京)‘One Day I meet… vol.2’ NADiff a/p/a/r/t,東京)グループ展に、2007‘I meet…’, CASO, 大阪)2008‘Bains Numeriques #3’, Centre des Arts Enghien les Bains,フランス)‘Talk & Exhibition 2008 – Video Art Activities’,Ox Warehause ,マカオ)2009 “Spooky Action at a Distance”,Black and Blue Gallery,シドニー)2010 “The God of The Small Things” Casa Masaccio Centro Per L’Art Contemporanea、イタリア)

稲を植える人のHP

稲垣智子HPより
植松琢麿HPより

小説家と美術家

小説家、吉村萬壱さんの10月に講演に行きました。

吉村さんとは2014年に岸和田で行った展覧会「ただいま。カーネーションと現代美術」に出品していただいた縁が始まりです。

novel

ただいま。カーネションと現代美術。」展の展示の様子

左端が吉村萬壱さんの世界。ちなみに右側は永井英男さんの作品

吉村さんは小説家の机というか頭の中的なインスタレーションを展示。

どろどろダークなドローイングの量に圧倒されました。

この展覧会でご一緒して、吉村さんがとても面白い人だというのはわかってはいたのですが、つい最近の講演は本当に面白くて爆笑でした。

「ただいま展」でも講演をしてもらったけれど、ここまで面白かったっけ?
もしかして、トークがさらに上手くなってるんじゃないかなと思いました。

吉村さんが話したのは小説家の本音というか、正直なところ、クリエーターの派手なように見えて実は地味さ、執筆の辛さ、もうからなさが吉村さんの自虐トークによってすべてが笑いに落とし込まれていました。

私も創作する者として、自分のことのように共感することが多々ありました。

自由な生活も三ヶ月で飽きるとか、作品が出てこない時の辛さとか!

吉村さんが専業小説家になったのは2014年、ちょうど私たちの展覧会にドローイングインスタレーションで参加してくれた年でした。

そしたら、それから2年後のつい最近、吉村さん、「流しの下のうーちゃん」って漫画本を出版されたんです。しかも、つげ義治の再来って書かれちゃうんですからすごいことです。

吉村さんのトーク、ドローイングのどちらの成長を目の当たりにして、じつは本当に本当に毎日の地味なコツコツなんだと思ったのでした。

君の名は

「君の名は」を見ました。

アニメーションが圧倒的に美しかった。風景や空の美しさは秀逸でした。

その描写を完成するのに、どれぐらい人の努力がかかっているのかと思って感動しました。

さて、美術という分野には何が残っているのだろうか?

お金のない美術の世界には、これだけの技術とこんなにたくさんのスタッフを使う事はできない。

その中でアーティストたちは、違う形を持って、いらないものをそぎ落として人の心に触れるようなものを作らなければいけない。

そう思わせてくれるいい映画でした。

感謝

アーティストでいることは、作品を作る過程において、本当にたくさんの方の好意をいただいていると思う。

どの作品にも何人かの手が関わっていて、十分に感謝しきれていないことはたくさんあると思う。

2004年に私は「春」という作品を作ったのだけれど、

この作品はとても大掛かりで、たくさんの人や組織の人たちに助けていただいた。

力を注いで制作した。本当に向こう見ずな制作だった。

終わってへとへとですっかり脱力してしまい、十分なお礼などできなかったと思うのだけれど、今でも感謝しているし、よく思い出す。 
spring1その作品の時に、造花の協力をしていただいた大阪のディスプレイの会社の女性ですが、

大量の造花をなんとか手に入れたかった私は、コストがかかりすぎるのでなんとかできないかということで、その会社にお話をしに行った。

担当してくれた女性は、しっかり私の話を聞いて、作品の説明を聞いて、その思いに対して泣いてくれた。

私の想いなんかより、その人が泣いて、その人の中にできたものがどんなに素晴らしいんだろうと今でも思うのです。

そして、私は今でも作品を通してその人にお礼ができているのだろうかということも。

作品ごとに、展覧会ごとに、たくさんの人の無償の親切があって成り立っている。

作品できた時より、しばらくおいて私は感謝できることが多い。

この機を借りて、たくさんの人々にありがとうと伝えたい。