感謝

アーティストでいることは、作品を作る過程において、本当にたくさんの方の好意をいただいていると思う。

どの作品にも何人かの手が関わっていて、十分に感謝しきれていないことはたくさんあると思う。

2004年に私は「春」という作品を作ったのだけれど、

この作品はとても大掛かりで、たくさんの人や組織の人たちに助けていただいた。

力を注いで制作した。本当に向こう見ずな制作だった。

終わってへとへとですっかり脱力してしまい、十分なお礼などできなかったと思うのだけれど、今でも感謝しているし、よく思い出す。 
spring1その作品の時に、造花の協力をしていただいた大阪のディスプレイの会社の女性ですが、

大量の造花をなんとか手に入れたかった私は、コストがかかりすぎるのでなんとかできないかということで、その会社にお話をしに行った。

担当してくれた女性は、しっかり私の話を聞いて、作品の説明を聞いて、その思いに対して泣いてくれた。

私の想いなんかより、その人が泣いて、その人の中にできたものがどんなに素晴らしいんだろうと今でも思うのです。

そして、私は今でも作品を通してその人にお礼ができているのだろうかということも。

作品ごとに、展覧会ごとに、たくさんの人の無償の親切があって成り立っている。

作品できた時より、しばらくおいて私は感謝できることが多い。

この機を借りて、たくさんの人々にありがとうと伝えたい。